2017/09/05

第86番志度寺 瓦に隠された悲しい物語とは?

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動画提供元:香川大学大学院 地域マネジメント研究科

香川県東部、志度湾に面して建てられた第86番志度寺(しどじ)
625年に凡園子(おおしそのこ)が流れてきた
霊木で十一面観音像を彫り、お堂を建てたのが
開創とされています。
今から約1400年前のかなり歴史のあるお寺です。

681年には、大化の改新の中心人物である藤原鎌足(ふじわらのかまたり)
の息子によって、「志度道場」として名付けられ、孫の時代には
学問の道場として栄えました。

この「志度」は、志度湾ともう一つ意味がこめられています。
それが、瓦に隠された悲しい物語なのです。

その物語とは・・・

あっ!サイクリスト達が到着のようです!

サイクリスト到着!あれ、疑われている?

長い道のりを頑張って自転車をこいできた三谷さん
自転車を押して登場です。

サポートメンバーより

と、疑われてしまっています(汗

あれ三谷さんいらっしゃらなかったかな・・?
確認してみましょう。

ちゃんといらっしゃってました!
ばっちり屋島寺も参拝してくださっていますよ〜
もしかしたら、すれ違いになってしまったのかな。

三谷さん、屋島寺に行っていないと疑われてしまいましたが
サポートメンバーの言葉がよく聞き取れなかったのか否定せず、
志度寺へと向かっちゃいました。

自転車での疲れが大分溜まってきているようですね。

それでは、志度寺にて参拝です。


仁王門の左右には、巨大な草鞋(わらじ)が奉納されています。
大きいですね!

讃岐に進行してきた戦国大名が門内の金剛力士像に
後光がさしていたのを見て、寺を焼くことをやめたという
伝説が残っているそうです。

戦国大名が驚く金剛力士像は、かなり迫力がありそうですね。
見てみたい!

本堂を参拝前には、ちゃんと手水(ちょうず)致します。

よく見ると、メンバーの背中には、汗がにじんでいます。
暑い中、決して楽ではありません。


本堂では、羽原住職の響き渡る法螺貝に続いて
般若心経を唱えます。
法螺貝の大きな音で、一同気を引き締め直します。

志度寺に伝えられる悲しい海女の物語とは?

ここで、
志度寺の見どころを少し紹介します。

琰魔堂は、”えんまどう”と読みます。
ご存知の死者を裁く閻魔様が祭られているお堂になります。

境内には、他に奪衣婆堂(だつえばどう)があります。
奪衣婆は、三途の川のほとりで、
死者の衣服をはぎとるお婆さんです。

剥ぎ取られた衣服は、縣衣翁(けんえおう)という
お爺さんによって木の枝にかけられます。

その枝のしなり具合によって、生前の罪の重さを
閻魔様は見るようですよ。

罪の重さを木の枝のしなりではかるなんて
昔の人は想像力豊かですねぇ


薬師堂の瓦には、一風変わった瓦がありました。
男と亀と女の人が描かれていますね。

志度寺には、
海女の悲しい伝説(玉取り伝説)が残っています。

唐の皇帝に嫁いだ藤原鎌足の娘(白光、びゃっこう)は、
兄(不比等、ふひと)に唐の3つの宝珠を送りました。

船は輸送中に志度沖で難破し、そのうちの1つの宝珠が龍神に奪われてしまいました。
不比等は、取り返すために身分を隠して志度にきましたが、3年かかっても取り返ずにいました。
そんな時に、志度の海女との間に子供(房前 ふさまえ)をもうけます。

海女は、房前を藤原家の跡取りにしてもらうために海中へと潜り
龍神と戦い、やっと思いで宝玉を手に入れ、また奪われないために自分の胸を
切って宝玉を隠し持って帰ることに成功します。しかし、その後、命を落としてしまいました。

その死を悼んで墓をたて、死度(志度)道場と呼ぶお堂を建立しました。
藤和家を継いだ房前は、母の冥福を祈るため、
千基の石塔をたて寺の名前を志度寺に改めたとのことです。

遠くを見つめるのは、房前かなぁ?
手前に、龍神と戦う母が勇ましく描かれています。

境内で、この物語を表しているのは、瓦だけではないんです。

美しい無染庭(むぜんてい)が広がっています。

無染庭には、海女の玉取り物語の情景を7つの石と
苔むした岩、白砂で表現している
あらわしているそうです。

綺麗ですね〜。88箇所のお遍路旅では、
いろんなお寺の立派な建物や景色を楽しむことも
醍醐味の一つでしょうか。

っと、見どころを説明していたら
本堂での参拝も済んだようです。

大師堂でお参りして、志度寺の参拝は完了です。

弘法大師様にもお参りしに行きましょう。

心を落ち着かせて般若心境を唱えていきます。
これで、志度寺参拝も終了です!

サポートメンバーがどうやら
広い境内で迷ってしまっていたようです。
しかし、大きな音の法螺貝で無事合流できました。
ひと安心です。

5日目も、残すところあと2箇所となりました。
頑張っていきましょう!

次は長尾寺になります。
天気も快晴で、気分も最高です!

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