2017/06/30

黄金の泉にお遍路サイクリングの結願勝利を祈願 3番金泉寺

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

動画提供元:香川大学大学院 地域マネジメント研究科

3番札所の「金泉寺(こんせんじ)」は、聖武天皇(在位724〜749年)の勅願により、行基菩薩が建立したことにはじまります。当時は「金光明寺」と命名されました。御本尊は、行基菩薩ご自身が刻まれた釈迦如来像で、脇侍に阿弥陀如来、薬師如来を安置したといいます。

弘仁年間(810〜824年)に弘法大師が四国を巡られたとき、村人たちが日照りに苦しんでいたのを見て、井戸を掘られました。霊水が湧き、「長寿をもたらす黄金の井戸」と呼ばれたことから、寺の名前を「金泉寺」に改められました。黄金の井戸は「黄金地蔵尊」として大切に祀られ、今でもあつい信仰を集めています。

『源平盛衰記』によると、源平合戦(1185年)のおり、源義経が屋島に向かう途中に金泉寺に立ち寄ったと伝えられています。義経が戦勝開運を祈願した観音菩薩と、弁慶が力試しに持ち上げた「弁慶石」も、金泉寺の名所です。

義経にあやかって、お遍路サイクリングの結願勝利を祈願しましょう。

3番札所の「金泉寺」に到着です。朱塗りの美しい山門が出迎えてくれました。
真っ青な空を背に、勇ましく両手を広げて仁王立ちしているかのようです。
金泉寺だけあって、黄金色の「四国霊場第三番 亀光山金泉寺」の文字もおごそかです。

勇者の下をくぐり、境内に入るお遍路サイクリストたち。足取りも勇ましく、堂々としています。

木漏れ日が差し込む木陰をしばし歩いて、本堂を目指します。
境内は、いろんな種類の大きな蝉の声で満たされています。

美しい朱塗りの橋は「ごくらくばし」。ここから先は、極楽浄土です。
蝉の合唱を背に、おごそかな鐘の音が響き渡ってきます。

視界が開け、本堂が見えてきました。
空の青、木々の緑が見事なコントラストですね。黒銀に輝く本堂を引き立てます。

朱塗りに黄金色で「卍御本尊釈迦如来」とあります。
色合いは豪華ですが、質素で奥ゆかしいお堂にも映えています。

晴れた青空に白い雲がのぞきます。どんどん暑さが増してきました。
みんなはお堂の小蔭で、少しだけ暑さをしのぎながら、お勤めを果たします。

見事な木彫りです。上側におわしますは、雲に乗った雷神さまでしょうか。
下の方では、龍が尻尾から雲を吐き出しながら飛んでいるように見えます。
柱に巻きつくように龍が彫られていますね。頭の部分は、木の板から独立した立体です。すごいです、この精密さ。目と歯は、やっぱり黄金色です。

お勤めが終わり、休む間もなく4番札所の「大日寺(だいにちじ)」に向かいます。
ちょっと長めの7kmです。意外と難関ですから、しっかりと水分・塩分を補給しましょう。

関連記事