2017/07/07

元祖・温泉湯治がお遍路サイクリストの疲れをいやす 6番安楽寺

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動画提供元:香川大学大学院 地域マネジメント研究科

6番札所の「安楽寺(あんらくじ)」は、古くから温泉がわき出る徳島県引野村にあります。四国巡礼のおりに温泉をご覧になった弘法大師は、病の治癒に効果があるとして、薬師如来を刻み、お堂を建てて安置されました。山号「温泉山(おんせんざん)」と寺名「安楽寺」は、温泉湯治のはじまりに由来します。温泉は、現在にいたるまで、わき続けています。

桃山時代には、阿波藩祖の蜂須賀家政(はちすかいえまさ)公が、安楽寺を「駅路寺(えきろじ)」としました。当時、阿波の国にはお遍路や旅人のための宿泊施設がなかったので、藩が駅路寺を指定して、宿や食事を提供していたのです。以来、安楽寺の宿坊は、400年の歴史を伝えています。

サイクリストのみんなが、6番安楽寺にやってきました。

一風変わった山門です。足が長いですね。
「竜宮門形式」というそうです。どこかで見たことがあると思ったら、竜宮城でしたか。

山門を護る仁王さまです。勇ましく、凛々しいお姿。腹筋もご立派です。

正面が本堂です。
前屋根の両側には、黄金の鳳凰(ほうおう)が羽を広げています。鳳は雄,凰は雌を指しているそうです。

中国では、聖徳をそなえた天子のきざしとして鳳凰が現れると言われています。「朱雀(すざく)」とも呼ばれますが、海外のフェニックス(不死鳥)にも同一視されることがあるようです。

安楽寺のある場所で温泉を発見したのが、弘法大師であったと言われています。
「この地は、病魔から人々を救う薬師如来さまとご縁の深い土地である」とおっしゃって、お堂をお創りになったそうです。

ふくよかで愛らしい方の足元から、今でも豊かに温泉がわき出ています。無味無臭の単純泉だそうです。

見事な彫刻がほどこされた扉の中が本堂です。
冷房中なので、1人ずつ入ります。涼しいところでお勤めができるなんて、ありがたいですね。

般若心経を唱和します。

天井には、たくさんのライトが並んでいます。5式の幕もきれいです。

般若心経が終わりました。

お勤めご苦労さまです。

休む間もなく、7番札所の「十楽寺(じゅらくじ)」に向けて出発です。
行ってらっしゃい。

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